日々のこと

お庭づくりで大切なこと:レンガを使った花壇の作り方/職人の技


お庭づくりで大切なこと3選

お庭づくりを計画するうえで大切なこと

✓プランニング・計画は大切です
✓土地を良く観察しましょう

これらはよくお話しすることです。

それと同時に大切なのは、自分“でできること”と“できないこと”を知ることです。
「自分たちの限界を知る」と言い換えることもできます。

自分たちでお庭づくりをしよう!と考えることはとても素晴らしいこと。
まずは興味を持つことが素晴らしいですし、前向きな考えですし、夢もありますし、SNSで見かける素敵な風景に心も踊ります。

とはいえ、すぐに色んな植物を買ってきたとしても、そのまま植えることができる状況かどうかは、よく見たほうがいいと思います。

かつて失敗した話

わたしも駆け出しのころ、お客様の庭づくりの際に土地の見方が甘かったことがありました。
“見える部分”に集中しすぎて、“見えない場所”について頭の中で計算ができていなかったのです。

工事が始まると次々と問題が出てきました。作業は滞り、時間ばかり過ぎていきました。
自分の作った工程表は「絵に描いた餅」で全然進まず…。
これでは先に進まない!とお客様と相談して、もう一社業者さんをお願いして問題解決をしてからベースづくりを始める…という大変手間をかけてしまった経験があります。

その時のお客様はわたしの話を聞いてくれて対応してくださったので、心より感謝なのですが。
一般のご家庭でも同じようなことが起こっているのだろうなと想像ができます。

実際のお庭で

「ホメオパシーセンター アメリ」さんからご相談をうけたのは、数カ月前。
お庭をきれいにしたいというお話と同時に、玄関前のナナカマドの木が枯れてしまったから入れ替えたいということでした。

計画→植栽作業と一緒に、 樹木の入れ替えも行いました。
枯れた木を撤去して新しい樹木を入れる、という作業です。
選んだ樹木はジューンベリー。
枝ぶりも立派なものを選んでいただき、向きも調整しながら植えこんでいただきました。
支柱もばっちり!!

実は、下見の際に土の状態を見て、あまり下の状況が良くないという判断をし、レンガを使って見た目の向上と樹木の健康のために土の容積を増やすことにしました。
唐突な感じにならないように、デザインと色彩に注意しました。
さすがに、この状況は最初からはなかなか氣が付かないことでしょうね。
枯れて初めて「あれ?」って思うくらいだと思います。

それでもリニューアルしてすっきり、樹木も健康な状態で植えこむことができました。
外観も結果違和感なしです!

やはり作業を分けると結果はよくなる

家が建って玄関前や家の横に土のスペースがあったとして、そこが植栽スペースに向いているかどうかは別の話です。
無理に植物や樹木を植えても、ダメになった場合は、撤去にも手間とお金がかかります。

そういうことを考えれば、

①業者さんに頼んでやってもらったほうがいいこと
②自分たちでもできること

をきっちり分けて考えることです。
そうすることで、無駄な労力を使うこともありませんし、仕上がりもよくなります。

もし、判断ができないようでしたら、詳しい方に話を聞いてもらうだけでも頭が整理されていいかもしれませんね。

職人さんが作業しているだけの短い動画を最後に張り付けてあります。
よろしければご覧ください。

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