災害級だった2年前、今年は小雪…
ちょうど2年前だったんですよね。あの大雪。ちょうどセンター試験前でした。家から出られなくなったんですものね。除雪車は来られなくなったし車は埋もれて何が何だかわからなくなった…。
それが今年はこの状況。「雪がなくて過ごしやすくていいわ」…なんて言っていられません。このまま平地どころか山に雪が降らなかったら、と思うと心配です。
雪はもちろん水分です。山を覆い、気温が低い冬の期間に長時間にわたって地上にとどまる水です。” 長い時間をかけて “…というところが重要です。水分だったら雨も同じじゃない?と思うかもしれませんが、雨は地上に降り注いだと同時に勾配がついている場合は低いところに一気に流れていきます。水の状態でとどまっていられるのは平らなところか、貯水池みたいにくぼみのあるところだけ。
雪は、春先に気温が高くなってくると徐々に解けて水になっていきます。そしてゆっくりと山の中に沁み込んでミネラルを吸収してその恵みを含んだ水分と共に国土全体を湿らせていくのです。
日本の国土の68.5%は森林です。これは世界的に見ても高い数字です。中国は26.2%インド22.8%、ヨーロッパは北欧をのぞけば20%前後です。北アメリカでも33%程度。日本は国土の7割近くが山です。そしてさらに国土の形は細長い。…ということは山から海の距離が短いということだし、川の長さも短い。
これは何を意味しているかといえば日本の河川はウォータースライダー級に勾配がきつくて、例えば山で降った雨もあっという間に海までたどり着いてしまうということ。
日本の山の素晴らしいエネルギーを色んな所に染み渡らせるためには、時間をかけしんしんと降り積もり色んなものを蓄える雪の存在と、その雪解けのポタポタとと滴る水が大切なのです。
このままいったらどうなるのだろう?かぴかぴな国土に災害級の大雨、そして河川の氾濫の連続なんて、悲しすぎる。
みどりデザインもグレタさん並みに地球のことを心配しています。
大きなことはできないけど、とても気に掛けています。
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