風景をつくる:夏のパリスの庭

風景をつくる庭作業
最近「省く」というのをテーマにしています
夏の庭の「省く」と言えば「剪定」でしょう。
樹木の剪定ってどこを切ったらいいかわからない、という方も多いかと思います。
しっかりとした基準もないですしね。
例えば何cmとか、何節目…とか、きっちり測ってできるものではないですよね。
だとしたら、基準は何なのでしょう?
あなたはその樹木を庭の中をどこから見たいですか?
また、どのように見せたいですか?
実際のお庭で感じてみる
パリスの庭の場合で言うと、
春に素晴らしい花を咲かせてくれるピパーナムが夏になってどんどん枝を伸ばしました。
そして、葉っぱを茂らせ、奥の植栽スペースを覆い隠していました。
庭全体に圧迫感があります。息苦しい感じ。
さて、これはどうする?
ここで省くのはどこだろう?…と、じっくり庭を眺めながら考えて。
今回の場合はお店から植栽スペースへの視線を遮断している足下付近の枝ということになりました。
こんな風にわたしは現場で結構眺めている時間が長いです。
傍から見るとサボってぼーっとしているように見えるかもしれません。
しかし、こうやって少し離れて頭の中にシミュレーション映像を投影して完成後の風景を見ています。
ここできちんと思考をまとめることで、その後の作業が躊躇なく進めるのです。

決まれば早速作業開始!
自分の中で方向、方針が決まってしまえば、あとは作業するだけです。
陽の光をを求めて大きく広がったために、面を作って向こう側が何も見えていませんでしたもの。
これだけの枝を落としました‼️奥の小道まで見えやすくしました。
ガッツリいきました!
あとは背が高くなりすぎると手も届かなくなるので、それを防止するために上部もカット。
こんな風に「どうするのが正しいのか?」ではなく、「どういう風景をつくりたいのか?」を基準にすれば、剪定作業も難しいことはありません。
店舗施設等はお客さまが心地よく感じられるかが需要
店舗植栽の場合はやはり清潔感が大切になると思います。
お客様から見て心地よい空間かどうかです。
植物はインテリア雑貨などとは違って成長していきますので、どんどん状況も変化していきます。
成長していけばうっそうとしていきますし、だらしなくもなります。
植物を入れることは”手間を増やす”だけ??
じゃあ、植物は手間がかかるからやめる…という考え方もあるでしょう。
しかし、植物には生命があります。
生命があるということはエネルギーがあるということです。
これだけのエネルギーを発するインテリアは他にないと思っています。
唯一生命エネルギーを発するインテリア。
風水的にも観相学的にも植物の導入は一番良いとされます。
これをうまく利用するかどうかはあなた次第です。
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