日々のこと

羊の皮を被った狼 騙しのテクニック:植物と仕事 幸せコラムvol.109

【羊の皮を被った狼 騙しのテクニック】

衝撃的な見出しから

メジャーリーガー大谷翔平の通訳水原氏の賭博に関連する巨額の金銭問題が世間を騒がせています。この問題に関しては現在様々な報道がなされています。真相の究明までは程遠く、まだ全く事実がわかっていない状態なのでテーマとして取り上げるべきかどうか少し考えました。

しかし、すべての結果がわかってからあーでもない、こーでもない…と論ずるのは簡単ですが、強い問題定義としては届かなくなります。解答集を見ながらドリルの穴埋め問題を解くようなものですから。なので、今日はこの出来事を題材に“騙し”のテクニックや双方の思考回路についても考えていきたいと思っています。

とは言っても、ここでは犯人捜しをしたり捜査の予測をしたり、誰かを批判するつもりは全くありません。これらの犯罪は、遠い外国で起こった話では片付けられないくらい私たちの身近にたくさん潜んでいます。「お金」の持つ魔力とそれが及ぼす影響について、こんなにクローズアップされる機会もあまりないでしょうから々はここから何を学ぶべきかを考えてみたいと思います。

【友人が巻き込まれた投資話】

大谷翔平さんの話が私の胸に刺さった理由としては、内容がショッキングだったということもありましたがちょうど、その時海外に住む友人から「私は騙されました」と告白された直後というタイミングだったことも大きく影響しました。友人の話の内容はこうです。

私は間違った投資をしてしまいました。3年前に、旅行業の2人の先輩にある都市でホステルを作りましょうと言われて、断ったけど、1人の先輩はすべてのことを任せなさい、経験があるから自分で全部やる、お金だけをくださいとくどく言ってきて、投資してしまいました。
工事中に投資した資金が足りなくなって、自分の会社の名前で銀行からお金を借りてホステルの仕事に使いました。ホステルがオープンされて、先輩は約束の通り経営していましたが、毎日お酒を飲んで、遊んで、会社は税金を払えない、銀行の借金も払えない状況になってしまって、去年の9月からこの借金が終わるまで自分でやると言って、2つの町の間を行く人になっています。実は去年の9月からホステルを売って、借金を返して、 自分のやりたいことをやっていきたいと思ったけど、買い手はなかなか見つかりません。今になって騙されたと言えますが、ホステル自体が残っているので、ホステルを使って借金を返さないといけません。

去年の9月からスタッフの教育、サービスの質の仕事で時間を取られました。ホテルのある町へ行って、帰って来る時間2日間を失うとか、時間のロスが多いです。私の考えは、5月までこのまま経営して、5月まで売ることができなければ、誰か管理人を付けて、自分の仕事をしていく予定です。        

原文のままなので、少し日本語がたどたどしいとは思いますがあえて修正を加えず掲載しました。大谷さんに関する報道の第一報を聞いた時、私はこの友人の話と重なり胸のあたりがモヤモヤして落ち着かなくなりました。

どちらも“お金”が絡んでいること、他人からお金を巻き上げることに何とも思っていない人物がいること借金の返済や必要のない労働に苦しむ被害者がいるという共通点があります。何より信じていた人に裏切られた悔しさと悲しみがにじんでいます。

大谷翔平さんの件では、「わきが甘い」「油断しすぎ」「人を見る目がない」…などまるで騙される方が悪いかのような論調も多く見られますが皆さんはどう思いますか?

【魔が差す時】

普段からガードは固く、守りはしっかりしているつもりでも、つい「あの人がそんなことするはずがない」「きっと、彼はこうしようとしているんだ」…など、相手を疑いたくないばかりに自分に都合の良い解釈をしそれを真実だと思い込ませようと脳が働くことがあります。

自分の疑念は取り越し苦労だったと思いたい一心で…。悲しい現実です。私も、先日スパムメールを踏んでしまって1つアプリがロックされてしまいました。いつもなら慎重にそんなメール踏むことはないのに…。「魔が差す時」というのは誰にでもあるものです。私たちが人間としてコミュニケーションを中心に生きている現状からして、この手のトラブルを回避するにはどうすればよいのでしょうか?
「むやみに人を信じてはいけない」というのでは、身も蓋もありません。人と人は支えあいで生きていくもの…という根本を握りしめながら何を見つめるかが大切になります。

歴史的にも教訓となる話が、星の数ほどありますが、この手の詐欺行為を完全に防ぐことは不可能。やはり、個々の経験を積み上げて致命傷を負わないシステムの構築を作っていかなくてはいけない時代なのだと考えさせられました。“騙す”という行為が長い時間をかけて人の心をどんなに傷つけるのか…。わかっていても、それでも欲望をコントロールできない人たちは暴走を続けるのです。

大谷翔平という人の持つ輝きが大き過ぎるため、それに群がる魔物たちの闇はどんどん深くなった…と言えるのかもしれません。

*こちらは「プランツアート・ラボ」『植物と仕事 幸せコラム』として2024年 3月に配信した内容です

この記事を書いている人

プランツアートクリエーター®/園芸福祉士
ガーデンデザイナー/ガーデン風水アドバイザー

主に企業や事務所、店舗空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングをしている。
家があって暮らしがあって、人がいる…そんなことから、風と水を読む環境学として風水を勉強する。
(観相学ライフアドバイザー協会 認定講師)

自己紹介|ごんだいらあやこ ガーデン・ 風水デザイン

 

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