未来予測とサイニック理論:植物と仕事 幸せコラムvol.110

人類はどこに行く?
■未来を予測するツール
皆さんは「未来予測」と言うとどんな印象を持ちますか?
スピリチュアルやオカルト、宇宙理論など精神世界の話みたいで何だか胡散臭い…と感じる方もいるかもしれません。それはそれで楽しいし、ある意味“アリ”な話だと思うのですが今日はそういう話ではなくて、ちょっと未来をリアルに感じてみるお話です。
今、様々な企業や組織が未来予測の一覧をネット上で公開しているのをご存知ですか?
これが結構面白いです。文部科学省や、野村総合研究所のHPでは現代から2100年位までの出来事を予測しています。
・2037年 世界の人口が90億人に到達。中央アジア南アジアが最も人口の多い地域になる
・2051年 女川原子力発電所1号炉廃止措置が完了
…ですって。
あと、面白いな…と思ったのは博報堂の「未来年表」です。新しい技術の発見や発表があると、未来がどんどん更新されていくのです。
・2056年 ロボットが社会的な責任を果たすようになり、法的根拠となる「ロボット権」の付与が問題になる
AI技術を使って作られていて、根拠となる記事や資料まで参照できるようになっています。
■非科学的と科学的な世界
私たち肉体を有した“人間”の人生が約100年だとして、私は現在 半分以上の時間が過ぎたところです。そこで、私の現段階を確認する意味で 自分の知識がどこから出発したのかということを改めて振り返ってみることにしました。私にとって知識とは、特に子どもの頃は、学校で教えてもらうことが全てでした。
教科書に載っていることがたった一つの真実だと思い込み、疑うこともなかったわけです。図書館の書籍も学校が揃えてくれたものですし、私は与えられるもので成長してきた生命だということができます。
今から思えば教科書に掲載されている歴史は、太古から現代まで一直線の年表で表されているし、バリエーションなしです。でも、それだけが本当のことだと思い込んでいました。
その頃は人間が作り出す科学的な技術が最先端で、非科学的なものは古い物、劣ったものという感覚でした。人間の知能が最高で、人間こそが地球上の覇者であるかの如く考えていました。おごり高ぶりも甚だしい考え方だったな…と今となっては恥ずかしい限りです。
よく考えれば“人間の世界”は地球全体から見ても数の上では一部でしかないですし、宇宙規模の話に置き換えてみればみれば人類全体の規模にしてもチリ以下のような存在でしょう。「どんだけのもの?」ということです。私たちは、現在地球上で同居している植物や動物のことですらいまだに知らないことだらけですし。次々に「新事実」も発見されているわけです。
ここ数年、JICAプロジェクトにおいて植物と地球(特に土壌)の調査を行うようになって生命の不思議を目の当たりにする機会が増えています。
そんなことからも、一見 非科学的な事柄だったり文学や占術、古い民族の口伝の中にこそ意外と不変的な真実が隠されているんじゃないかと考えるようになりました。

■サイニック理論
そんな風に変化しつつある私の思考ですが、“リアリズム”や“科学的根拠”というのは今でも物事の判断基準に使っています。これは、生まれてこのかた培った思考のベースなので、完全に拭い去ることはできません。
そこで、冒頭に出てきた『未来予測』です。
この未来予測に関しても奇想天外なものは眉に唾して見てしまいますし、科学技術最高!…となっている未来予測は自己中に感じてしまいます。なので、ほとんどの「未来予測」が私の中で自画自賛の絵に描いた餅みたいに見えていました。
そんな中、最近教えてもらった『サイニック理論』には強い興味を持ちました。
サイニック理論
サイニック理論とは、オムロン創業者の立石一真らが1970年に国際未来学会で発表した未来予測理論のことです。
先ほどお話した企業や諸団体の「未来予測」が科学の発展や新技術の開発によって社会がどう変化するか…ということに重きを置いているのに対し『サイニック理論』は少し次元の違う内容になっています。
科学的なエビデンスがしっかりしていて信憑性が高いのと同時に、人間の精神性まで取り込んでいるところがバランスが取れていて興味を惹かれます。(画像添付:オムロンHPより)
図を見てもらうとわかるのですが、人間の社会・科学・技術がらせん状に絡んで進んでいます。
そのスタートが「過去」から始まているのも大切なところです。科学技術の進歩や社会の感情を種(seed)、革新(innovation)、必要性(Need)、刺激(impetus)の矢印で表しています。
オムロン
https://www.omron.com/jp/ja/about/corporate/vision/sinic/theory.html
この通りにタイムラインが進んでいる
もっとすごいのは、この1970年に発表されたシナリオの内容がことごとく当たっているということ。この流れのままに実際に世の中が動いてきたわけです。
人の感情、社会のニーズ、科学の発達、技術革新が強弱を繰り返して。蛇が體をくねらせて進むような形で表現されています。それは…まるでどこかの世界に住む龍のようでしょう?
その中で、注目すべきは2025年~2026年頃から強まっていく自律社会、その先にある自然社会(じねんしゃかい)の存在です。この一連の未来予測がGDPや貨幣の流通量を元に算出されているのでその先の未来が描かれていません。
「革新が育ち何かの必要性がなくなっていく」。
この事象は新しい価値が生まれ、貨幣で交換する必要がなくなる…と読み解くこともできます。その先にやってくる新しい社会はどんな世界でしょうか?
なかなか面白い世界になりそうじゃないですか。
*こちらは「プランツアート・ラボ」『植物と仕事 幸せコラム』として2024年 4月に配信した内容です
この記事を書いている人
プランツアートクリエーター®/園芸福祉士
ガーデンデザイナー/ガーデン風水アドバイザー
主に企業や事務所、店舗空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングをしている。
家があって暮らしがあって、人がいる…そんなことから、風と水を読む環境学として風水を勉強する。
(観相学ライフアドバイザー協会 認定講師)
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※この記事は「植物と仕事 幸せ研究会 プランツアート・ラボ」で配信されたコラム記事です。
内容は以下の通りです。
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ガーデニング、庭づくり、植物の育て方、デザインなどの話の他に、女性の働き方、起業・副業、ビジネス、ガーデン風水、お金の話など、ランダムに「メルマガ」「動画」「セミナー」形式で配信、また交流を目的にした研究会。
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ハンドメイド作家、デザイナー、店舗経営者、飲食関係、絵本作家、アレンジメント教室講師、ガーデニングを仕事にしたい主婦などサポート経験あり。
★これまでのコラム内容↓
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