日々のこと

子ども版 楽しい人生のつくり方:植物と仕事 幸せコラムvol.103

子ども版:楽しい人生のつくり方

質問をいただきました

今日は質問をいただきましたのでお答えをしながら人生の組み立て方の話をしていきたいと思います。

《質問》

子ども(小1)の事なのですが最近学校の先生から「お子さんが授業を受けていません」と言われました。
教室にはいるらしいのですが、机に教科書も出していないし授業に参加していないみたいです。

毎週のように先生から「また授業に参加していません」と電話が来ます。大事な会議の時にも先生から電話が来て本当に辛いです。
(中略)
いつも私が先生に謝ってばかりで。
子どもに言って聞かせてもあまり聞いていないようで。テストはちゃんと受けているようですし問題もないような、ダメなような…どう対応すればいいのか悩んでいます。

お子さんのことでお仕事中に電話が来るのは心配ですよね。私にも経験があります。
でも、近年の社会の変化から見ると私が子育てをしていた頃とは状況が全く違っています。そんなことも含め、考え方をお伝えできたらと思います。
とりあえず、お子さんは学校に行くのが楽しいと感じているということで、結論から言うと全く問題がないと思います。

お話を聞く限り、授業を妨害したり他のお友達の勉強を妨げている様子も見受けられませんし、教室から出て行って先生に心配をかけている様子もありません。ただ、先生の授業を無視して静かに自分の興味があることに集中しているだけだと思います。

それよりも心配なのは担任の先生のメンタルです。全ての児童に授業をきっちり受けさせなければ…という義務感からだとは思いますが。親御さんから言って聞かせたらその児童がすぐに授業を真面目に受けてくれるわけじゃないことくらい考えればわかること
だと思うのですが。問題はそこじゃないですよね。

ではどうすればいいかは先生自身がお子さんとの関係の中で色々な体験を通して解決策を見つけていくことだと思うのでここでは言及しませんが。

【時代の変化の中で】

私がここ数年感じていることは今までの制度の中で教育を続けていく難しさです。

文部科学省の調査ではこのような数字が出ています

(長期欠席のうち小中学校における不登校)
⚫小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人(前年度244,940人)であり、前年度から54,108人(22.1%)増加し、過去最多となった。在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は3.2%(前年度2.6%)。
⚫過去5年間の傾向として、小学校・中学校ともに不登校児童生徒数及びその割合は増加している(小学校H30:.7%→R04:1.7%、中学校H30:3.7%→R04:6.0%)。

この結果からもわかるように不登校の子どもがものすごい勢いで増えています。
(コロナ禍ということも影響していますが)

少し前なら“不登校”というと社会不適合者みたいな扱いでしたので親としては何とか学校に行ってほしいと動いたものでしたが、現在では「行きたくなければ行かなくても」と話す人も増えました。

また、周りも「そうだよね」と言葉を返すシチュエーションが増えたように思います。調査内容を詳しく見ると、
学校に行かない理由もそれぞれで、“いじめ”だけでもない様子が見えてきます。
「この勉強で本当に一生食べていけるのだろうか?」大人も未来の生活に不安を感じているから子どもも敏感に何かを察知している。そんな印象を受けます。そうなると先生もどんどん自信がなくなってきます。

学校の現場は常に見えない何かに揺すられているような状況です。集中して勉強を進めていく安定感が感じられません。私が地域教育コーディネーターとして中学校に勤務していた十数年前とは環境が一変してしまいました。

 

【エジプトに興味を持った女の子】

知人の娘さんも学校に行っていません。中学1年生13歳のごく普通の女の子です。彼女も不登校と言われているそうです。いじめに遭ったわけでもありませんし学校が嫌いなわけでもありません。
ただ、エジプトに興味があって学校の授業を受けるより、そっちの勉強をしたいと家にいるそうです。

親御さんも「やりたいことがあるのは良いのだけれど…」と複雑な心境のようです。この際だから、思い切ってエジプトに
留学して現地で語学学校に通いながらピラミッド研究の事務所で下働きをする…とか?でもこの情熱はいつまで続くものなのか?基礎教育だけでもちゃんとしておかないと何をやっても上手くいかないのではないか?…と色々考えて判断しかねている様子でした。

目下一番の問題は、小学1年生の妹が「私も学校行かなーい」ってお姉ちゃんのまねをしていることだそうです…(;^_^A

【LIFE SHIFT】

~100年時代の人生戦略~
リンダ ・グラットン,アンドリュー・スコット(著)では、寿命が延びてしまった現代人の人生戦略について、具体的なシナリオを
挙げて書いています。人生が100年になったことで問題になるのは、働く期間がこれまでと比べ物にならないくらいに
延びたこと。
そして時代の流れが早くなったこと。

この二つが重なることによって
これまでのスタンダードだった
大学で学んだ専門技術の賞味期限は
どんどん短くなっている。
それなのに生きるために稼がないと
いけない期間だけはどんどん延びる。

どう考えても途中で新たな
技術習得のための学びの期間が
必要になるのだが、年齢によっては
これらの行動がリスクになることもあり
完璧な答えは見えてこない。

 

AIやテクノロジーの進化により
社会自体が変化したため、
これまで人間が従事してきた仕事は
この先もすっと人間がやることになるか
どうかもわからない。
それよりも、他の人がまねできない
ユニークな経歴を持っていたのほうが
人々から必要とされる可能性が高いというが
簡単に“逆張り”に振れるほど単純でも
あるまい。

若いうちから戦略を持って
取り組まないと豊かな老後は難しいのか?

 

「あなたはどう生きるか?」

どの世代の人にもこの問いが立つ
時代となってきました。

 

こんな不確実な時代に子どもたちに
何を伝えていったらよいのか?

テクニックや損得の感情から
少し距離を置いて、本当に自分が
成し遂げたいこと(やりたいこと)
に素直に向き合い、実際の行動に
移していけるかが試されているように
感じます。

 

子育てはいつの時代だって簡単では
ないけれど、一旦常識を手放して
何を見つめるかによってたどり着く
場所が変わってくるでしょうね。

大人たちも時代の波に揉まれながらも
しっかり子どもたちを支えてほしいと
思っています。

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