広い花壇を少ないお花で見栄え良くするテクニック

意外と広い花壇で困っています
以前、「庭をつくる際にはメンテナンスのことも考えて植栽スペースの広さやそこに植えるお花の量、種類も工夫しましょう」という記事を書きました。
大変 反響をいただいたので、みんな手間をかけないできれいに見える方法を知りたいんだな…と思い、今日はもう一歩踏み込んだデザインテクニックについてお話ししましょう。
皆さんの庭づくりのサポートをしています
はじめてこの記事にたどり着いた方もいると思うので、まずは簡単な自己紹介。
この記事を書いているわたしはガーデニング歴でいうと…20年くらい。仕事になってからは15年以上になります。
現在は、企業や店舗さんからイベントや事務所、店舗空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングの依頼を受ける仕事をしています。(セッション・相談・鑑定に関してはオンラインで行っています)
これだけ長期間園芸業界にいると、情報もたくさんいただきます。その中でも、実はお金の情報はとても多いです。そして相談も。
お庭をつくる際もしくはリメイク、引っ越しにはお金の話は避けて通れません。一番多いのは想像していた予算と実際の工事価格のギャップです。…というか、はじめのうちは「想像もつかない!」という人がほとんどです。ここは丁寧に説明しながら、ご自分やご家族の中で大切にしたいものを見つけていけるように一緒に考えていきます。
あ、もちろん長年の園芸生活の中で得た植物に関することや、デザインに関することもしっかりお伝えしますよ。
見栄えの良い庭よりメンテナンスしやすい庭へ
前回は、狭いと思っていた花壇スペースでもお花を植えると結構な量が必要になりますよね~というお話をしました。
そのため年間のメンテナンス費用も考えた計画を立てましょう、ということで、宿根草と一年草のバランスでちょうど良い金額を算定するテクニックでした。
両方難しそうな場合
「金銭的に時間的にも難しそうだな…」
お庭の花壇スペース思ったより広かったという場合は、部分的にに少し大きめな「寄せ植え」を使うことをお勧めしています。
これは私の考え方です。
植物は自然に伸び伸びと成長するとある範囲を超えていくものです。
そういう見せ方ももちろんOK。
私はそれと同時に管理された限られた空間の中での植物の美しさ、器との組み合わせ方で表現できる世界も好きです。
絵画のような世界観はそんなところから感じます。
植物の高さも調節しやすいので、この高さでお花が咲いてほしい…という風景にも対応することができます。
「どこに?」「何を?」「どのくらい?」…というのは、是非お庭をデザインしてくださった方、もしくは植物に詳しい方にご相談ください。
まず、氣候・風土にあったもの。庭全体の雰囲気に合った器選び、それに合った色彩と花選びもあると思います。近くの信頼できるお花屋さんでもいいと思います。(お花を購入しなくても、話だけ聞いてもらえれば最高にありがたい…)
ポイントはバランスです。
ありすぎ、足りない…を感じさせない感覚と大きさと量‼感じてみてください。
やりたい人は迷わず進んでOK
逆に、自分でイメージを作れる方はどんどんチャレンジしてみてください。1回で上手くいかなかったとしても、少しずつ積み重ねることでどんどん良くなります。
失敗すれば多少お金はかかりますが、それも勉強。人生間違いなくまっすぐ進んだら得られるものも少ないし、何より面白くないじゃないですか!私もたくさん寄せ植え作りました。失敗もたくさんしたけど、そのおかげで店でどんなお花を買うといいのか、この季節に買ってはいけない花、新潟では育たない花がわかるようになりました。知識だけでは頭に定着しないことを覚えていくことになったわけです。
《まとめ》
寄せ植えはやってみよう!でOKですが、地植えは少しその植物の特性などを調べてからのほうが、後の影響が最小限に抑えられるのでおススメです。広い場所だと強い植物と弱い植物が一緒になると、思いもよらない結果になります。結果その後の処理が大変になります💦
こちらのGardenはそれぞはれのスペースで器や雰囲気、植え込む花はイメージを変えていますし、季節により全体のカラーリングも調整しています。場所により背景も違うし、近くに植えてある植物の種類も違うので、印象に合ったものをチョイスしています。地植えと寄せ植えのバランスもすごく良くてリズミカルです。
番外編:花壇の形も少しづつ変えて
花壇の形で印象も変える “直と曲”の話
こちらの花壇は、芝との境もしっかり住みわけができています。芝に関してもメンテナンスしてもらっているので、美しさを保っているのかな…と思います。
植栽スペース(花壇)の形は、敷地の形、建物の形、全体の雰囲気を見ながら、偏り過ぎない形を考えました。これは現地の様子やその場で感じたインスピレーションも入ってくるので、文章で説明するのが難しい部分です。
単純に形や機能だけでなく、感性・感覚などもに加えて考えると第一印象は全然違います。ここは人間本来の“感じるチカラ”風水的要素も入ってくるのでなおさら説明しにくくなりますね。
ざっくり言うと、水と風と土のイメージ、視覚から入ってくる印象、空間全体とのバランスを見て直線と曲線を利用しています。見せたいものと見せたくないものを分け、視線の遮断を試みています。きっちりはまらないパズルみたいなものです。
一般の方がお庭をつくるのにこの感覚まで身につける必要は全くありませんが、「庭づくりをどのポイントで考えるか…」という基準が持てるといいですね。
参考になれば幸いです。
自分だけでは感覚をつかむことが難しい、という方に関してはご相談もお受けしていますので、興味がある方はご覧ください。セッションに関してはオンラインで現場を見せていただきながらお話できますので、現在全国からお問い合わせに対応させていただいております。(オンラインに関しては通信環境が整っていることを条件にさせていただいております)
*セッション・相談・鑑定(オンライン)はこちらをご覧ください▼
はじめての庭づくりに関しては「サポートプログラム」にて皆さんと一緒に作っています。オンラインも使いいながらイメージづくりから実際の植栽プランニング、そしてガーデニングを始めるまでに必要な要素をくみ上げていきます。一緒にデザインプランニング図を作っていくプログラムです!
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それでは、素敵な園芸ライフを(^^♪
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