現代人がかかっている病とは:植物と仕事 幸せコラムvol.58
さて、本日は
今日は現代人がかかっている病
“ストレス”について
お伝えしようと思っています。
実はこの病のせいで、
我々は日々持たなくていい
苛立ちの感情を持ってしまい、
身近な愛する人にさえ攻撃的になり、
人間関係がぎくしゃくする。
結果、感情が大きく揺さぶられ
更に大きなストレスを抱える…という
悪循環を生んでしまいます。
まず、その話を始める前にひとつの寓話を
お話ししましょう。
あるカウンセラーさんがつくられたお話です。
一人の男が家族のことで悩んでいた。
男はその悩みを解決しようと
“人生の達人”という老人に会いに行った。男は老人に尋ねた。
男:
「私は妻にもっとおおらかに
なってほしいと願っています。
しかし、実際の妻はとても神経質で
いつも心配ばかりしています。そんな妻と一緒にいると、
こちらまで滅入ってきます。どのようにすれば、私の望むような
妻になってくれますか?」さらに男性は続けました。
男:
「私の子どもは勉強嫌いの上に
反抗的な性格で困っていますそんな子供を見ているとイライラ
してきます。どのように育てれば、私の期待
通りの子どもに育ってくれるのでしょう」今度は老人が男性に尋ねた。
老人:
「わしも一つ悩んでいることがあるので
相談に乗ってほしい。
明日からの一週間、何としても
晴れてほしいのじゃ。明日から一週間の天気を必ず晴れに
するにはどうすればいいんじゃろうか」
男性は答えました。
男:
「そんなことで悩んでも仕方ありませんよ。
天気はコントロールできないのですから」老人は言いました。
老人:
「ほうほう、その通りじゃ。
君の妻も子も天気と同じく
君の思い通りにすることはできん。妻は思い通りにならぬもの。
そして子も思い通りには育たぬもの。
自分以外の人間を自分の思い通りに
しようなどと悩むのは転機を思い通りに
しようと悩むのと同じくらい
愚かなことじゃ」男性は自分の愚かさに氣がつきました。
男:
「私はコントロールできないものを
コントロールしようと悩んでいたのですね」
さて、現代人がかかっている病。
それは、この“変えられないものを
変えようとする”ことです。
これらの変えられないことを変えようと
することを“操作主義”と言います。
相手を自分の思うとおりに動かして
やろうという氣持ち。
現代ではこの考え方が無意識レベルで
蔓延しているというのです。
現代では、ある程度のことが
人間の思い通りに操作できるように
なってきています。
例えば、
車を時速200㎞で走らすことが可能
になっていたり、様々な道具や
テクノロジーが発展して、より便利になり
たいていのことが実現できるように
なってきました。
こんなことから、人間は無意識に
この世界を もしくは人のことを
機械のような感覚で思い込んで
しまっているのではないか。
インターネットが発展したのも大きいです。
一昔前では考えられなかったことが
実現しているのです。
なので、人間はすべてのものは自分の
思うどおりになるものだという錯覚を
起こしているのではないでしょうか?
夫は妻を、社長は従業員を、先生が生徒を
上司が部下を。
どうやったら自分の思い通りの行動を
してくれて結果を出してくれるのか。
そんな風に思ってはいないでしょうか。
この思い通りに動いてくれないという
人間関係の悩みストレスというのは
元をたどるとこの“操作主義”
というところに行きつくと
コンサルタント、作家の田坂広志は
言っています。
目の前の人を自分の思い通りに
操作したい…コントロールしたい。
これに捕らわれてしまったら深刻です。
しかし、よく考えてみれば先ほどの
天氣の話ではないが、そもそも人を
思い通りにすることのほうが難しい
わけで、ここにエネルギーを注ぐ方が
間違っていると言えないでしょうか。
そういった視点から言うと
人間関係だけじゃなくて
自分の人生や望む未来についても
同じことが言えて。
手っ取り早く成功するために
手っ取り早く影響力を持ちたい
など、自分の目の前の物事を
操作しようと手段を追い求めると
何か違った方向に行ってしまうのでは
とないでしょうか。
起業の際も同じことが言えます。
“手っ取り早く”…はあり得ません。
創造と失敗を繰り返し、継続することで
やっと形が見えてくる程度のスピード感です。
その中でたまにキラリと光るものを
手に入れる瞬間がある…
くらいでリアルに近い
感覚だと思います。
・人は思い通りにならない
・物事も自分の都合の良いようにはならない
そんな当たり前のことを
今一度かみしめてみる必要が
あるのではないかと思い、今日は
こんな話をしてみました。
最後に作家の小川洋子さんの
短編科学エッセー
『科学の扉をノックする』の一節を
お伝えして終えようと思います。
作家は自分一人で、まったく
ゼロの状態から小説世界を作り上げる。
だから時々、自分を王様だと
錯覚してしまう瞬間がある。
それはとても危険な状態で、
王様だから何でも自分の
好きなようにできるのだと
浮かれてしまったら、途端に
小さな脳みその壁にぶち当たり、
つまらない小説しか書けなくなる。いい小説を書こうと思ったら
(中略)
王様ではなく下僕となって、
物語の声にじっと耳を
澄ませなければならない。
*こちらは「プランツアート・ラボ」『植物と仕事 幸せコラム』として2023年3月に配信した内容です
この記事を書いている人
プランツアートクリエーター®/園芸福祉士
ガーデンデザイナー/ガーデン風水アドバイザー
主に企業や事務所、店舗空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングをしている。
家があって暮らしがあって、人がいる…そんなことから、風と水を読む環境学として風水を勉強する。
(観相学ライフアドバイザー協会 認定講師)
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