ガーデニング:【簡単‼メンテナンス作業】バラの冬剪定3つのポイントYouTube解説
簡単!メンテナンス作業【バラの冬剪定3つのポイント】
こんにちは。プランツアートクリエーター®/園芸福祉士
ごんだいらです。
植物の仕事を始めて15年以上経ちます。
起業当初からクライアントさんからの質問&一緒に作業してほしいなどの依頼で最も多い植物は「バラ」です。
今日はいただいたご質問から「バラの冬支度」についてお話ししてみたいと思います。
【質問】
バラのお手入れを知りたいと思っています。
初心者です。
バラはいろいろ作業や手入れが難しいと聞いていたので始めるのをためらっていました。
でもあまりに可愛いお花だったので購入しました。
冬の作業がわかりません。お花も終わってどうすればいいのか教えてください。
先ほどもお話しした通り仕事として植物に携わっています。
年間、何軒かバラのお手入れにお邪魔している施設やお宅はあります。
しかし、年間通してバラ専門に細かい作業全部お願いします…というわけではありません。
初冬と夏、そして春先くらいです。
ほとんどの方がお花が好きで作業もやってくださる方だからです。
これが広い庭ですべての作業をもれなく完璧にお願いします、、となったら金額もそうですけど時間的にもかなり必要になりますね。
…ということは。
日々の手入れが楽しんでできる方なら、少し追加で“ポイントを絞った作業”を習得すればバラも普通に楽しめる!ということなのです。
早速本題です。
本日の項目
①作業時期・タイミング
②選定について:簡単!ポイントを3つに絞る
③イラストで解説してみる→剪定・冬囲い
繰り返しになりますが
バラの話はとても奥が深くて、剪定だけじゃなく土づくり、肥料、病害虫対策とバラ専門で年間を通してレッスンを開催している先生方もいます。
作業も多いので、すべてをお話しするのは難いですが今回は楽しんでもらうのが目的ですので、ものすごーく簡単に冬の剪定だけに絞ってお話します。
バラは品種や樹形で作業も様々
皆さんご存知の通り、バラにもたくさんの種類があります。
ブッシュ型のバラとつるバラ、シュラブ型では作業の方法や仕立て方が全く違います。
今回は最もポピュラーな直立型のシュラブの剪定のお話にしたいと思います。
①作業時期とタイミング
雪の降りやすい域では、できるだけ雪の便りが届く前に冬枯れしはじめた枝をカットバック(剪定ですね)しておきましょう。
なぜなら、雪が降り始めると雪の重みで枝が折れたりします。
春先は残雪が残っていて肌寒い状態が続くので、作業のタイミングを逸してしまい、枝の先に新芽をつけてしまうこともあります。
せっかくの春の新芽エネルギーを最大限に活かすためには、冬の作業はしっかりしておきたいもの。
新潟では寒いので11月が限界でしょうか。
②剪定について:簡単!ポイントを3つに絞る
わたしがバラについて学んだ先生から最初に聞いた言葉で心に留めているものがあります。
「箸より細い枝は落としなさい」
「接ぎ木の部分は息ができるように」
「新芽の向きをみなさい」
その他にも土の話や肥料の話、道具の話、鉢で育てる場合、庭植えの場合などたくさんのコツを教えていただきました。
それを全部説明していると長くなってしまうのですごく端折って端的に言うと“未来をみなさい”ということだと思うのです。
細い枝の先に大きな花は咲きません。
とりあえずそこを抑えて剪定の作業をしてみてください。
③イラストで解説してみる→剪定・冬囲い
では、どのくらい切ればいいのですが?と質問があると思ったので、わたし 絵を描いてみました。
こちらは最後に添付した動画で確認してほしいです。
テキストにすると、これまで色々な枝が伸びていたり、花が終わったものがそのまま…という状態だとしますね。
さっきのポイント
「箸より細い枝は落としなさい」
「接ぎ木の部分は息ができるように」
「新芽の向きをみなさい」
を念頭に「細い枝はカット」、「接ぎ木の脇で枯れてしまった枝も芽は付かないのでカット」、「新芽の出るような節の部分、もしくは実際に動いている芽の向きを確認しながらその直上をカット」ですね。(youtube動画を最後に張り付けてありますのでよろしかったらご覧ください。)
これを繰り返します。
…それで、全体で 半分~1/3くらいまで小さくしていく感じですね。
④おまけ:冬囲いって?
これもよく聞かれます。本を読んでいたりするとけっこうしっかり目に本当にわらで“囲い”をしている写真とか載っています。
わたしの住む新潟は海に近くそんなに雪深いわけではありません。
なので、わらを使って囲いを作ることまではしていません。
せいぜいこんな感じです。(イラストを描いてみました)
3点を支柱で支え、バラに直接雪が積もるのを防ぐ感じです。
ここに麻ひもとかでらせん状にぐるぐるしても効果ありです。
それは、ご家庭なら雪が降り始めたタイミングで天気予報を見ながらでも十分間に合います。
最後に
剪定に関しては地表から〇㎝とか何本目の枝、、、など具体的な数字ではお話しできないですが、何となく伝わりましたでしょうか?
ご自分のバラをじっくり観察してみてください。
そうすれば、バラのほうがきっと「ここ!」と切る場所を教えてくれます。
わたしは初めのころは不安に思いながらも「絶対にここだ!」と信じて猛吹雪の中でも剪定作業をしていました。
今では体力と相談しながら無理のない時期の作業を心掛けています。
だって春の景色を思い浮かべながら楽しく作業したいですものね!気楽にやってみて下さい。参考になれば幸いです。
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