あじさいの剪定のタイミング

2024.08.02Blog, 園芸質問box, garden・庭づくり

梅雨明け付近が目安です！

パリスの庭ってどんなところ？

先日、パリスの庭のメンテナンスに行ってきました。
「パリスの庭」とは燕市にある美容室パリスラヴィサントさんのガーデンスペースです。こちらにはツバメコーヒーさんが併設されています。この庭で季節ごとの演出を行っております。

夏の庭は手際よく大胆に

庭の植物たちは元氣ですくすくと伸びていました。
それぞれの植物ごとに成長のスピードや大きさがまちまちなので「ちょうど良い感じ」になるようにハサミを入れていきました。

この「良い頃合い」という感覚を言葉で説明するのが難しく…💦
「◯cm下簿部分でカット」とも「全体の１/〇にカット」とも「半分の所でカット」ともはっきり伝えることができない。
次の花芽を確認しえながらスピーディーにシャキシャキと進めなくちゃいけないしね。

夏の作業の注意点

もう一つ言えることは、夏の作業は天候と氣を確認しながら進めることが重要です。昨今では夏の氣温が異常なくらい上昇しています。雲が切れて太陽が出てくると、地面から湧き上がる熱氣が尋常じゃないです。
なので、天候が曇りとか朝に雨が降って少し氣温上昇がおさまっているタイミングで手際よく終わらせなくてはいけません。
もちろん無理をしないことも大切ですが、無駄をなくすオペレーションも自分の身を守るためには重要です。

アジサイの整理

この日は７月下旬の曇りの日でした。
このタイミングを目指してスケジュールを組んで「パリスの庭」にやってきました。今回の作業はアジサイの剪定がメイン。なぜなら、あじさいは花が終わって夏の間までに剪定しないと翌年の花芽が付いてしまうので、秋以降に強剪定をすると翌年の芽をカットしてしまうことになるので次の年に花が付かなくなるのです。

実は、昨年７月下旬にこの木はがっつり刈り込みました。それまではあまり刈り込みをきつくし過ぎると翌年花が見れないかも…という不安から教科書通りの2節下の枝をカットするにとどめていました。そうすると、どんどんボリュームが大きくなって限られた空間を埋め尽くしてしまうのです。大きくなりすぎた樹木は風通しも悪くなりますし、内側は日が当たらなくなるので枯れ枝も増えます。実際には面倒な整理作業が増えてしまうのですけどね。

…ということで、昨年はオーナーとも相談して試験的に大胆カットにチャレンジしてみました。
「来年は花を見れないかも」とみんなで話していたのですが、なんと…なんと！予想を裏切ってちょうど良いバランスで見事に咲いてくれました。いや～🎶ちょうど良いって心地よい💕見た目もコンパクトだし、花も良い高さにたくさん咲いてくれるし、何より根元までハサミを入れるのが楽です。
この経験から今年も伸びた分の枝をかなり大胆に良いバランスでカットしました。これは来年が楽しみ🎶この感覚で行けるのならスペースの限られた庭での低木のコントロールも見えてきます。来年の報告も楽しみにしていてください。（作業に集中しすぎて作業途中のアジサイの写真は無しです(;^_^A）