日々のこと

赤ちゃんに対する恐ろしい人体実験:植物と仕事 幸せコラムvol.68

今日はちょっとおどろおどろしいタイトルに
なっていますが、「人間の感情」
についてのお話です。

「人間とは何か?感情が湧きおこるのはなぜか?」
古より多くの学者が取り組んできた課題
ではありますが、いまだかつて簡潔に一言で
表現できた人はいません。

なぜなら人間は複雑な感情を交差させて
心情をつくりだしています。
それゆえ「一言で完結に…」なんて
無理なのです。

最近では「繊細さん」という言葉で表されるように
日常の何氣ない言動に大きく
感情を動かされる子どもたちが多くいます。
心が疲れやすい。
辛いという感情で溢れてしまう。

その様子を聞くだけで、切なく、苦しく
重い感覚が伝わる人も多いのではないでしょうか。

人の感情がこんな風に揺れ動くのは、
なぜなのか?
もし、このような「辛い」「苦しい」
感情に触れることがなければ
人間は幸せに近づけるのでしょうか。

伝説か史実か…⁈
今日は、昔むかしに行われたという、
ある人体実験の伝説を通して人間の感情に
迫ってみたいと思います。

 

【人は情緒的な生き物】

人間には“情緒”というものがあります。

では、情緒的とは?
英語でエモーション
ひと言で言えば感情のことです。
「喜び」 「恐れ」 「憂い」 「驚き」

ある物事に触れた時の「心の動き」のことを言います。
良い感情もイヤな感情も すべて含めて
これらを“情緒的”というわけです。

私たちが生きていくうえで、表面的な
コミュニケーションだけではなくて
情緒的なより豊かなコミュニケーションが
非常に大切だとされています。

豊かなコミュニケーションというと良いイメージが
ありますが、人と人がより深く豊かにやり取りをする
ということは、ある時は傷ついたり、悩んだり、
落ち込んだり、負の側面もあるということです。

そのような感情に心が乱されることがあったとしても
人が人と情緒的に関わることが重要だと言われるのには
理由があります。
どうしてこのやり取りが人間にとってが大切なのか。
このをお話するために、大昔に行われた恐ろしい
人体実験を元に説明していこうと思います。

 

「スキンシップを一切取らずに育てた
赤ちゃんがどうなったか?」

 

神聖ローマ帝国に皇帝フリードリッヒ二世
(1194~1250)という人物がいました。
彼は人類の言語の起源を確かめたいという衝動から
一つの実験を行ったと言われています。

今から約800年前に行われたと
言われている実験なのですが。

彼は
「人間の言葉を一切聞かずに育った子どもは、
きっと人類の根源語を話すに違いない」
…との仮説を立てたそうです。

人類の根源語…とは。
人類が元々話していた根源となる言語のことです。

もし、
周りにいる大人が言葉を一切教えずに
子どもを育てたらそのような根源の言葉を
話すに違いない。
「その言葉を実際に聞いてみたい」
という衝動にかられた皇帝はこのような
恐ろしい実験を思いついたと言われています。

彼が言う「根源となる言語」とは、世界で最も
優れた言葉である「フビライ語」のことだそうです。

実験の内容は次のとおり。
①生まれたばかりの捨てられた赤ちゃんを
何人か選んで、保育士に養育させる。
②その時に赤ちゃんに話しかけたり、あやしたり、
機嫌を取ったり、スキンシップをしたりしては
絶対にいけないと厳しく命じた。

③ただ、入浴(体を洗ってあげたり)とか、
食事の世話(ミルクを与える)おむつを替える
など、生命の維持に必要なことは許した。

間的な接触やそれに関するコミュニケーションと
いうのは一切禁止たのだそうです。
彼の頭の中で考えた「人類の根源のフビライ語」を
話す前に今の言葉を覚えてしまっては
いけないわけですからね。

これが大昔行われた恐ろしい人体実験です。

…で、この実験の結果がどうなったのか?
本当に人間の根源の言葉を話す赤ちゃんは
現れたのでしょうか?

結果は…出なかったと言われています。
なぜなら、実験台になった赤ちゃんたちというのが
あまり大きくならないうちに全員死んでしまったから。
この実験結果が示したのは、まったく別の視点でしたが
人間が人間である所以に迫るものでした。

 

 

元々フリードリッヒ2世は“言葉”の起源
を確かめたくてこの実験を始めたわけですが、
結果は思ったものとちょっと違ったものに
なってしまいました。

実は、この実験に関する話は諸説あって。
「大きくなる前に赤ちゃんが全員死んでしまった」
という話もあれば、「1歳位になる前にすべての
赤ちゃんが死んでしまった」という話や、
「3歳になるまでは何人かの赤ちゃんは生きていたけど
3歳までには死んでしまった」など…。

伝わっている話にばらつきがあります。

もっと言えば、どこまでが本当の話なのかも
わからない状態なのだそうです。
伝説なのか、逸話なのか、史実に基づいた
出来事なのか?それすらわからないのです。

800年以上前の話なので、かなり脚色も
加えられていると思いますし、
どこからどこまでが本当の話なのかも
実際にはわからない。
更にはすべてが作り話の可能性も
あるかもしれないという状態なのですが。

それでも現代まで長くこの話が
語り継がれているということの背景には
赤ちゃんはスキンシップなしでは
生きていくことができないという
コミュニケーションがよくわかる内容だった
からではないかと思います。
人は愛情や人間的な関りがなければ、
“生きることができない”ということ。

つまり人間というのは他者との関わりなしでは
生きていけないということです。

そして“関り”というのは、機械的な関りとか
表面的な関りではなく、情緒的な関わり、
情緒的なコミュニケーションというのがとても
大切なんだということを伝えているのだと思います。

 

皆さんはどんな風に感じられますか?

 

それだけわれわれ人間にとってコミュニケーション
は欠かせないものとも言えます。

植物だって話かけながら育ったものと
そうでないものに差が出るのだから
人間はより社会的な生き物なので
コミュニケーションというのは重要な役割を
持っているということができます。

 

赤ちゃんはスキンシップを取らないと死んでしまう、
という話をしましたが、もちろん大人でも同じです。
人と繋がっているというのが私たちにとって
どれほど大切なことか。

またコミュニケーションが深くなれば、先ほど
お伝えしたような心に傷がつく場面にも
遭遇すると思います。

それでも、所属の欲求、社会性の欲求
そのようなものが人間の本能としてあるのです
どこかに所属をしていたい、誰かと繋がっていたい
それは人間が本能的に思うものなのです。

少々痛い思いをしても、苦しいタイミングがあっても
それでも人との関わりを求める。

誰かと触れ合って心が満たされると、
“幸せホルモン”と呼ばれるオキシトシンや
セロトニンというホルモンが放出されます。
これらのホルモンというのは幸せを感じる
だけではなくて、免疫力を高めたり、
ストレスに強い心を育んでくれるものと言われています。

嫌なものを避けて丸太ん棒のような木になるか。
枝葉を大きく広げて豊かな木として成長するか。

どちらを選ぶも人生です。
結果はすぐにはでないでしょう。
ちょっと先になるか、数年後かもしれません。

素敵な花を咲かせているといいですね。

 

*こちらは「プランツアート・ラボ」『植物と仕事 幸せコラム』として2023年5 月に配信した内容です

 

この記事を書いている人

プランツアートクリエーター®/園芸福祉士
ガーデンデザイナー/ガーデン風水アドバイザー

主に企業や事務所、店舗空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングをしている。
家があって暮らしがあって、人がいる…そんなことから、風と水を読む環境学として風水を勉強する。
(観相学ライフアドバイザー協会 認定講師)

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