信用と信頼 その先にあるもの①:植物と仕事 幸せコラムvol.62
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【信用と信頼その先にあるもの①】
さて、本日は「信用と信頼」についてお話してみたいと思います。
ビジネスでもプロジェクトでも何かのイベントでも趣味の世界でも…
人と協働して何かを成し遂げる時にはとても大切になってくる話です。
WBCの栗山監督の発した『信じる力』が話題になってる今、理想と現実の間でギャップを感じる人も多いのではないでしょうか。
「信じることが大切なのは当然」
なのになぜかスキっとしない感覚が残る…。
今回はその感覚を少し深堀りしてみたいと思います。
まずはこんな例です。
経営者の「従業員のことが信用できなくて」という話はよく聞きます。
もちろん社長さんは自社の中でそんな素振りは見せません。
しかし、心の片隅にいつもこの感情があるというのです。
「このプロジェクトをこの人に任せて大丈夫?」
「彼が思い切ったことをやったとして上手くいかなかったときに自分は前向きに責任を取れるのか」…等々。
いつもこの葛藤を抱えているわけです。
みなさんはどう思いますか?
「それは、経営者なら当然でしょ」
「働いてもらっているわけだし」
こう思うかもしれませんね。
ではフリーランスの場合はどうか。
フリーランスで一人で仕事するならばそもそもスタッフも雇わないわけだから関係ないし…と思うかもしれません。
ならばこんなパターンはどうでしょう。
新たに一緒に仕事をしたいと申し出てきた中小企業の社長さん。
HPもなければ社会的な評価も今一つはっきりしない。
でも長年やっている会社みたい。
もしくは、あなたの商品・サービスを購入したいと突然メッセージをくれた人。
ビジネスパートナーとして、または顧客として信用できるかどうか(ちゃんと代金を支払ってくれるか)わからない人たちを信じるのは怖くないですか?
でも、疑っていては先には進めない…し。
実はこれ、私が実際に感じてきた不安です。
起業当初、花苗の販売をやっていた頃は一つ一つの単価はせいぜい数百円単位。
仕入れ総額でもそんなに大金になることはありませんでした。
しかし、年を追うごとに少しづつ仕事の規模が大きくなり、期間も長くなり、それに伴い契約金額も大きくなっていきました。
もちろん、そうなっていかないと利益をのこして行けないわけですから、ありがたい話ではあるのですが…。
数万円、数十万、数百万…
もし、何らかのミスやクレームがあり代金が支払われなかった場合はどうなるのだろう?
業者さんにお願いした場合は支払いも発生するわけだし…。
そんな不安と過ごす数カ月は心がとんでもなく揺れ動くわけです。
「そんなはずはない…大丈夫」
信じる氣持ちと不安な氣持ちの振り子は大きく揺れて心が張り裂けそうになるのです。
ここでちょっと言葉の整理をしてみたいと思います。
「信用と信頼」
日本語だとごっちゃに使われているというか、同じような言葉で使われていることが多いですが、英語になおすと理解しやすいです。
社会活動家の武井浩三氏の記述からこれらの言葉の定義を一部引用させていただきました。
■信用は「クレジット」
信用とは過去の履歴のことです。
ヒストリーです。 それに対して
■信頼とは「トラスト」
未来の不確定なこと、物事に対して
「私は信頼するよ」という“信奉”のこと
なんですね。
だから、「信用」は、あるか ないか。
過去の履歴のことですからね。
これまでの言動を元に判断されるということ。
「信頼」というのは、するか しないか…
ということになります。
これが言葉の定義です。
そして、もう一歩踏み込んでいくと。
「信用」と「信頼」…実はこの関係“科学”と“宗教”の関係に似ています。
歴史的に、科学が発展することによって宗教の役割は小さくなっていきました。
病氣の原因や天変地異とされてきたことも科学で説明できることが増え、これまで『神』に祈ることしかできなかったことが
解決していくわけです。
かといって宗教が消えてなくなるわけでもなく、現代でも文化的な側面として残っているわけです。
つまり、
「信用」と「信頼」も同じような関係性で“信用”を蓄えていけばいくほど、“信頼”しなくても良くなるわけです。
どういう事かと言うと、過去の仕事内容や言動、結果としてどうなったか…という情報を蓄積し、データベース化し、チーム内で共有すると何かを頼むときに、「どうなるかわからないけどこの人を信頼するしかない」…という状況がどんどんなくなり、「もちろん大丈夫」という“確信”しかない状態になるというのです。
情報として見える化したことにより、現代では当たり前になった「天氣予報」のように当たり前のことになっていく…。
スゴイですよね。
信頼すらしなくてよくなるチームって最強じゃないですか。
そうなると、はじめに話した社長さんの従業員に対する不安も、私が感じた「この人支払ってくれるの?」という不安もすべてなくなるのです。
(↑この部分に関しいては、近年更に発見した心理的ポイントもありますので近くシェアできればと思っています)
人間にとって「不安がなくなる」というものすごい出来事なのに、そこにたどり着く第一歩は「信じ切る」…ただそれだけ、ということになります。
この最初の勇氣って本当にすごいと思っています。
少し“覚悟”に近い形。
人を信じる美しい覚悟です。
いかがでしたか?
この「信用・信頼」のストーリー実は、この話まだ続きがあります。
それは、また次回お届けしようと思います。お楽しみに。
この記事を書いている人
プランツアートクリエーター®/園芸福祉士
ガーデンデザイナー/ガーデン風水アドバイザー
主に企業や事務所、店舗空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングをしている。
家があって暮らしがあって、人がいる…そんなことから、風と水を読む環境学として風水を勉強する。
(観相学ライフアドバイザー協会 認定講師)
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