日々のこと

人生を明るくするお金の習慣:植物と仕事 幸せコラムvol.70

【人生を明るくするお金の習慣】

今回はお金の話です。
ただのお金の話ではなく人生を明るくするお金の話です。

昨今、多くの人が「お金の不安」に駆られています。世界情勢の激変と物価高。一向に上がらない給料や揺らぐ雇用、そして大きくなる社会保障の負担と増税の声。
将来本当に年金はもらえるの?
老後の蓄えは自己資金でって言われても今を生るのに精いっぱいで余裕がありません。

色々考えると不安は増すばかりです。

 

生きている限り、お金の悩みはセロにはならないかもしれません。
でも、漠然とした不安から解放されるためにも学ぶことはできます。

今回は、形のないものに怯えるのではなく自分の人生をより豊かにするためにちょっとでもお金への意識が前向きになるヒントになればと思い具体的な話をしてみようと思います。

 

内容は

1.将来の不安とお金の関係
2.お金が増える魔法の言葉
3.お金の不安を払しょくするためにやるべき行動

となっています。
少し長くなりますが、わかりやすく進めていきたいと思います。

 

上の図をご覧ください。
2022年の調査でお金に関して聞いたものです。
「お金に関する不安はありますか?」という質問に実に97.8%の人が「不安がある」と答えています。
将来に対する不安もほぼ同じ、97%が「はい」と答えています。
(※出典:厚生労働省 Press Release)

 

ところが、不安や恐怖というのには実態がなく、形のない霧のようなものです。
「お金さえあれば何とかなる」という意識が強くなりすぎると、逆になくなったらどうしようという恐怖と不安から逃れられなくなります。

 

■お金は幻想

お金はただのツール

お金自体には何の意味もない。いつも言っていますが、お金自身はただの紙。
紙幣の製造コスト原価は千円札も一万円札も同じく17円です。衝撃ですが本当の話です。

現代ではマネーゲームが行き過ぎて、紙幣の刷りすぎ、金余り状態です。
世の中にあるお金と引き換えられる商品サービス、取り引き以上にお金がありすぎなのです。
本来の行き場を失ったお金はものすごい勢いで一極集中を起こしています。こんな張りぼてのような世界では、よりシンプルに
自分の人生観や成し遂げたいことに必要な金銭について考えるのが大切です。

 

変な話に聞こえるかもしれませんが「お金はある」と言えば“ある”になりますしいつも口癖のように「お金がない」と言っていると
それが現実になっていきます。

これは「自己成就予言」という人間の脳の仕組みです

自己成就予言とは、たとえ根拠のない予言、噂や思い込みであっても、人々がその予言を信じて行動することによって、結果として
予言通りの現実がつくられるという現象のことです。

どんな言葉であれ、あなたが口から発した言葉がいずれその通りになるのです。

「金がない~、金がない~」という言葉ばかり口にしていたら、本当にお金が右から左へ流れてなくなったということが起こっていきます。

 

■不安の正体とは?

年代別に以下のような質問をしています。
「人生100年時代に向けてあなたが不安に思っていることは何ですか?」(出典:日本FP協会「世代別比較暮らしとお金に関する調査2018年)

この答えを見ていると“不安”の実態が見えてきます。それでは、答えを年代ごとにに詳しく見ていきましょう。

20代
1位 老後の生活設計(59.0%)
2位 住まいにかかる費用、住まいのあり方(42.5%)
3位 年金(41.5%)
4位 自身の健康(34.0%)
5位 親などの介護(32.5%)

30代
1位 老後の生活設計(66.0%)
2位 住まいにかかる費用、住まいのあり方(52.0%)
3位 年金(48.5%)
4位 自身の健康(47.0%)
5位 親などの介護(37.0%)

40代
1位 老後の生活設計(72.5%)
2位 自身の健康(54.0%)
3位 住まいにかかる費用、住まいのあり方(49.5%)
4位 年金(43.5%)
5位 親などの介護(41.5%)

50代
1位 老後の生活設計(67.0%)
2位 自身の健康(59.5%)
3位 住まいにかかる費用、住まいのあり方(46.5%)
4位 家族の健康(45.5%)
5位 年金(43.0%)

60代
1位 自身の健康(76.5%)
2位 家族の健康(59.5%)
3位 老後の生活設計(54.0%)
4位 年金(40.0%)
5位 住まいにかかる費用、住まいのあり方(34.0%)

70代
1位 自身の健康(72.0%)
2位 家族の健康(55.0%)
3位 老後の生活設計(44.0%)
4位 年金(37.0%)
5位 住まいにかかる費用、住まいのあり方(23.5%)

この返答内容を見て何かお氣づきになりませんか?
20代、30代、40代、50代までが「老後の生活設計」がお金の不安1位となっています。

20代で老後の心配ですか??というのが私の率直な感想です。
はっきり言えば、今の20代が迎える老後はほぼ半世紀先の話です。
1~2年先も読めないこの世界で50年以上先のことを正確に把握して完璧な準備をすることなどほぼ不可能です。

社会制度もガラッと変わるでしょうし、そもそも人口が変わります。
人間も入れ替わります。そんな見えない未来への備えは不可能です。

注目したいのは、実際の老後に入ってくる60代になると「老後の生活設計」は3位に下がってくるということです。

これは何を意味するかと言えば、実際の老後生活が見え始めると「あ、こんな感じなのか」ということを実感できるようになる。
意外と様々なことに対処できるんだと思えれば一氣に不安な感情は収まっていくということです。

すなわち
“人間はわからないことに関して強いストレスと不安を感じる生き物である”ということ。

これを理解したうえで先ほどの調査結果を見てみれば、あまり若い時から過度に
老後の心配することなく自分の将来のために今あるお金をどのように使っていくかを考えることのほうがよっぽど大切です。

 

 

■不安を払しょくするためにやるべきことは?

もう一つの例をお示ししたいと思います。
「老後20000万円問題は消えた」というの話はご存知でしょうか?

 

老後2,000円問題というのは2019年に発表された「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書」をきっかけに使われるようになった用語です。

公的年金以外に個人で準備すべき老後資産は約30年生きるとして約2000万円必要になるという内容でした。

「急に2000万円準備しろ…と言われても」ということで、世間はひっくり返りました。

ーあれから3年、この話どうなったでしょうか?
実は2,000万円問題は消えたのです。

最新データによると、老後の家計は黒字になります。
ーこれはどういうことでしょうか??
2019年に老後は2,000万円不足すると報じられましたが、その根拠は総務省が行っている家計調査でした。
内容は以下の通り
全国の高齢者世帯の平均収入約21万円に対して、支出が約26.4万円、その差は1ヵ月あたり約5.4万円。

毎月5.4万円の赤字が、仮に30年続けば5.4万円☓12ヶ月☓30年=約2,000万円になり、2,000万円不足するという計算でした。

この生活調査は、2017年の高齢世帯の家計状況だったわけですが、2020年にはコロナの影響もあり、家計状況が大きく変わりました。
2017年には、なかった項目が2020年に現れたのです。それは「黒字」の項目です。
この3年間に何があったのでしょう。

①増えた収入

2020年は一人一律10万円の特別定額給付金が支給されました。また、公的年金などの収入が一定基準額以下の年金受給者に対して支給される「年金生活者支援給付金」の支給などが要因となり、家計収入が増えたのです。

②減った支出

一方、2000万円が不足するという意識が広く浸透したこと。また、コロナによる外出自粛等で支出が減少しました。旅行も外食もできなかったため強制的に節約させられたようなものでした。

結果、収入が増え支出が減り黒字になったというわけです。

ここから何が言えるのか?

これら調査によれば(コロナの影響があるとはいえ)支出を抑えれば、黒字生活が可能ということになります。
2000万円必要だと思っていた老後資金は540万円で良いということになるのです。

私たちは2000万円という数字のインパクトに引きずられ、自分で考えることをやめてしまい不安に駆られたということです。

これはわかりやすい例です。要するに、老後の資金計画とは年金の他の収入が少しあって意識して少しずつ節約して生活すれば、
2017年の調査の時のように『2000万円不足問題』を知らずに生活していた場合と比べて必要な生活費はグッと下がるということ。

世間が推し進めたいキャンペーンの数字に踊らされず、自分の立っている場所をしっかり確認することが大切ですね。

 

そこから未来の自分のために今の自分が打つべき策(①収入増の手段②節約できること)を考え行動するというのが現実的であり不安を消し去る小さな行動となります。

さらに、それを愚直に続けることが老後を迎える自分を助けることになるというわけです。

仮に20代の若者がここに氣づき、毎月少しずつの節約をしながら将来に向けちょっとの収入増の仕組みづくりにチャンジしたら??

失敗も重ねるかもしれませんが、いずれは収入も形になっていくでしょう。
そして、増えた収入を年利3%で運用し続けたら??

2000万円問題など消えてなくなるでしょう。

 

 

お金の話は何度でも、切り口を変えてお伝え続けているテーマです。
ここに囚われ過ぎると必要以上に思考をマイナスに引っ張られたり逆に思考停止状態になったりするからです。

 

やるべきことは意外とシンプル。現状把握と地道な改善行動のみです。

ちょっとした考え方と小さな行動が、心を落ち着かせて正しい判断に導いていきます。
そんな考え方のエッセンスをお伝えできたなら嬉しく思います。

 

 

*こちらは「プランツアート・ラボ」『植物と仕事 幸せコラム』として2023年6 月に配信した内容です

 

この記事を書いている人

プランツアートクリエーター®/園芸福祉士
ガーデンデザイナー/ガーデン風水アドバイザー

主に企業や事務所、店舗空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングをしている。
家があって暮らしがあって、人がいる…そんなことから、風と水を読む環境学として風水を勉強する。
(観相学ライフアドバイザー協会 認定講師)

自己紹介|ごんだいらあやこ ガーデニング・庭づくり

 

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飲食関係、絵本作家、アレンジメント教室講師、

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