日々のこと

大谷翔平的しごと術:新潟市・ガーデニング・植栽デザイン・起業

大谷翔平 といえば

言わずと知れた「二刀流」。

 

ピッチャーとバッター、

両方のポジションでも

ハイスペックな仕事をこなす

超一流な野球人。

 

わあ~すごいな。

私みたいな凡人にとってみれば、

打者、投手とも世界レベルで超一流、

…というだけで雲の上の人。

 

「こんなすごい人の話は自分には関係ない」

と思ってしまいがちですが

意外と現代を生き抜くヒントがありそう。

世間からは大谷選手の

非凡な才能について

賞賛する声も多いけれど、

私が気になるのは、

野球解説を仕事にしている人から

居酒屋でにわか野球解説者と化した

ほろ酔いおじさまに至るまで、

みんな口をそろえて言う

「超一流なんだからピッチャー

(バッター)に専念すべき」

という言葉です。

 

「このまま両方中途半端にやっていたら

二流の成績でおわってしまう」

 

「どちらかに専念できたら

ものすごい成績を残すだろうに」

 

「エネルギーは分散させてはダメだ。

集中すればもっとすごいことになるのに」

 

これらの言葉を熱く語る人たちの

気持ちはよくわかります。

自分が生きている時代に、ものすごい選手が

ものすごい成績を打ち立ててどれほどの

結果を残すのか…それは見てみたい。

私もそう思う。

 

でも、彼が「この先できるところまで

このスタイル(二刀流)で

競技生活続けたい」と思う気持ちも

ものすご〜くよくわかる!

 

次元の違う話で恐縮ですが、

私も起業してすぐの頃

似たようなセリフをたくさんの

方からいただきました。

 

「あなたはどれが本業なの?」

 

「そんなにあれこれやっていたら

時間もエネルギーも分散するじゃない」

 

「集中して取り組んだほうが

結果が早く出るんじゃない?」

 

まさにおっしゃる通り。

園芸関係のレッスンや植栽作業、

お庭のデザインの仕事をしながら

ワイヤーアートの講師??

展示に参加する…なんて時は

新作も作らなくちゃいけないのに

レッスンの準備しなくちゃいけなくて

てんやわんや。

 

時間を作るために削るところは

睡眠しかありませんでしたから、

いつも眠そうにしていたり、

スコーン!と色んなことが抜ける

こともあり、はたから見れば

無駄に感じることが多かったかもしれません。

 

それでも、今となっては

いくつかのフィールドで仕事をさせて

もらったことで精神的に助けられたことも

多かったなと実感しています。

 

会社でもそうだと思います。

人間ですから、仕事上で失敗をすることもあるだろうし

自分が悪いわけじゃないのに上手くいかないことも

ありますよね。

ましてやチームで仕事をする場合

自分の失敗で周囲に迷惑をかけてしまっときなど

ガッカリしたり、気持ちが落ち込んでしまう。

周囲は自分のことをどう感じているだろう?

怒っているのではないだろうか。

ありもしないことを想像してみたり

必要以上に気にしてみたり。

 

いつまでも沈んでいるわけにはいかない、

というのは自分でもわかっているのに、

浮上するきっかけがなかなかつかめない。

同じところで同じミッションに取り組んでいても、

必死になって もがけばもがくほど

心が蟻地獄のようにハマって出られなくなる。

 

よくある“負のスパイラル”ってやつですね。

 

しかし、私の場合 定期的にやってくる

別ジャンルの仕事の準備に追われていたら

失敗した嫌な気持ちがすごーく遠い過去

に変化していたということが

何度も繰り返されていきました。

 

仕事?といえるほど立派なことでは

ないけれど、やらなくてはいけないことが

次々にやってくるので、それらに

押し流されて、立ち位置が変わることによって

新たな気持ちで「失敗したジャンル」の仕事に

再度取り組むことができたのかもしれません。

 

それを思うと二刀流、三刀流(?)バンザイ!

…です。

 

仕事は楽しい。

しかし、楽しいばかりではない。

自分で自分の心のバランスを

取っていくためにはフリーランスというのは

最高の働き方かもしれない。

 

心の健康のために、会社員も公務員も

ジャンジャン副業できればいいのに、

と思います。

色んな制約があってすぐに全面解禁には

ならないでしょうけど。

 

もちろん、

一つのことにお金と時間と技術を集中させて

パワーを発揮する能力も素晴らしいこと。

どれが正解というのではなく、

どれを選ぶかという時代。

 

大谷翔平選手も肘の手術という

壁にぶつかりました。

2019年は打者に専念という

今までとは少し違う立ち位置で

野球に向き合うことになったようです。

 

彼にとってはどんな形であっても

フィールドでプレーできることが

心の安定にどれだけ役立つことか。

 

けがの回復にもいい影響を与えることでしょう。

何が幸せで何が良い結果なのか。

 

これからの働き方のヒントを

もらったような気がします。

 

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【2019年1月9日】女性のためのフリーランスと税の話:新潟市・ガーデニング・植栽デザイン・ビジネス・起業

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