「弥助寿司」
新潟の自慢は酒と米。
うまい魚が集まる日本海に漁港を持つ新潟は美味い寿司屋の宝庫。
酒の肴とは?
“肴”はお酒に合わせたおつまみのこと。
関西では酒にあてがうことから“あて”という表現もする。
私はてっきり耳から入っていたので魚の別表現だと思い込んでいました。
この言葉から言えば“肴”は食べ物でなくてもいいということです。
「歌舞伎を酒の肴」にしてもいいし
「相撲を酒の肴」にしてもいい」
お父さんにとっては「子どものはしゃぐ姿」
なんて最高の肴でしょうね(笑)
土地の肴で言えば、やはり新潟は“魚”であり、
“米”であり豊富な食材。
そして今の時期なら“雪”も入ってくることでしょう。
美味しいお寿司
先日、近くのお寿司やさんに出かけてきました。
地元に昔からある個人店。
もちろん寿司のお皿は回らないけれど、
良心的な金額設定で地元の人に愛されている。
魚もお酒も美味しいし一品料理もいける。
何よりも職人さんの仕事を施した寿司がこんなにも
美味しく感じるのは、年齢を重ねたせいだろうか?
「私が子どものころは町内に一軒はお寿司屋さんや仕出し屋さん
があって、家族のお祝い事の際にお願いしていた」
そんな遠い記憶に懐かしさを感じる。
今でもこんなお店が頑張っていることが素直に嬉しい。
こんなに素敵な人と食材と素晴らし自然が
あることに喜びを感じながらも一抹の不安。
最近、新潟に住んでいて全国に発信される情報が
やたらと内弁慶でマイナスイメージなのが気になる。
こんなに豊かな食材と勤勉な県民生なのに
赤字予算の話題やトップ同士の口喧嘩の話題
ばかり目につく。
新潟県は雪のおかげで生活は厳しいけれど
自然が包み込んでいてくれるために生命の根源の
水が豊か。…そのためか緑もとても豊か。
東北にも関東にも甲信地方にも属さない不思議な地域。
この地域の“肴”はいつまでも美味しく新鮮で
人々を喜ばせられるものであってほしいと思う。
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