ハニーサックルはどうやって仕立てるといいのでしょう？

2021.06.02Blog, 園芸質問box

愛知県にお住まいの方から“ハニーサックル”の仕立て方に関する質問をいただきました！

そもそもハニーサックルってどんな植物ですか？
っていう質問も来そうなので、まずはそこからお話ししましょう。

【ハニーサックル】

スイカズラ（ハニーサックル）は春に香りの良い花を咲かせる半落葉性つる植物です。

スイカズラ（ハニーサックル）の花は、咲き始めは白、次第に黄色と変化します。

色が変化するので1本の株に白花と黄花が咲いているようにみえることから、「金銀花」という別名を持ちます。

スイカズラ（ハニーサックル）は花の蜜を吸うと甘いことから「吸葛（すいかずら）」という名前が付きました。

花の形が特徴的で、かわいい♪

上下に大きく分かれた花びらの真ん中から雌しべと雄しべが飛び出すように付いています。

非常に繁殖力が強いため、一部の国では害草として指定されています。

（ここが今回のポイントかなー）

自立して成長していくことは難しく、絡まりながら（どちらかというと巻き付きながら）葉を広げて光合成をし、さらにボリュームを出してくる植物です。

添付の画像のように、（これはアーチに絡めたものですが）何かに支えられながらどんどん大きくなっていきます。

色々な植物を試してみました

その前に少し私の自己紹介を。

この記事を書いているわたしはガーデニング歴でいうと…20年くらい。

仕事になってからは15年以上。

現在、企業さまからイベントや事務所空間の緑化を依頼されたり、

個人邸のガーデンデザインやプランニングの依頼を受ける仕事をしています。

相談・鑑定に関してはオンラインで行っています。

これだけ長期間園芸業界にいると、情報もたくさんいただきます。

その中で、これ面白い！と感じるもの。あなたに役に立つ情報をお届けしています。

自己紹介｜ごんだいらあやこ　ガーデニング・庭づくり

ハニーサックルの仕立て方に関する質問

それでは、ハニーサックルに関する質問は以下のとおりです。

Ｑ：
ハニーサックル育てているのですが、ツルがあちこちからいっぱい出て上より横に大きくなってしまっています。

アーチに巻き付けようと思っていたのですがそういう育ち方はしてくれないようです。

種類によるものでしょうか。それとも剪定しないといけないのでしょうか。教えていただけると嬉しいです。

Ａ：

ご質問ありがとうございます。

ハニーサックルは生育旺盛ですし越冬するのでどんどん大きく育つつる性植物です。

ご質問のツルがあちこちから出ているということですので、元気に成長しているということでしょう。

地におろしてある場合は塀などに絡まりあいながら伸びていきます。画像などよくご覧になると思います。

確かに、自然の生育に任せる場合は、アーチのような狭い幅のところにきっちり収まっていくという感じではないかもしれません。

（アーチの幅にもよりますが）どうしてもアーチに収めていくようであれば、手を加えるのがいいと思います。

飛び出しすぎた部分は剪定という手段ももちろんもあるかと思いますが、長いツルはアーチ自体に絡めるように仕立てることもできると思います。

お住いの地域の気候がわからないので冬の状態がわかりませんが、葉っぱが落ちたときに全体のツルの状態を見ていらないツルを根元からカットしておくと扱いやすくなるかもしれませんね。

ちなみに、こちらの画像はアーチに絡めてあります。

植え替えたときの動画はこちらです♪

何にも動画編集せずに載せただけなんですけど、この時期皆さんに見ていただいているのでこのまま掲載しておきまーす🎶