風景をつくる:夏のパリスの庭
ガーデニングって庭作業って大変ですか?
最近庭作業ってつくづく『風景を作る作業』だと感じています。
花を植えるだけがガーデニングじゃなくて、色んな作業があるんだよ~って思います。
実際にやっていらっしゃる方も多いので理解されているとは思いますが。
ガーデニングは楽しい作業!
まずは簡単な自己紹介。
この記事を書いているわたしはガーデニング歴でいうと…20年くらい。
仕事になってからは15年以上。
これまでお庭に関するものだけでも、相談件数は200件を超えています。
現在は、企業や店舗からイベントや事務所、お店空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングの依頼などをいただいています。
ガーデンサポート、相談・鑑定に関してはオンラインで行っています。
本当に面白い時代になりました。
全国の方と繋がってお役に立てる、ありがたい時代だと思っています。
これだけ長期間園芸業界にいると情報もたくさんいただきますので、こちらのブログでも「これ面白い!」と感じるもの、あなたに役に立つ情報があれば幸いです。
風景はどうやって作る?
風景をつくる庭作業
最近「省く」というのをテーマにしています
夏の庭の「省く」と言えば「剪定」でしょう。
樹木の剪定ってどこを切ったらいいかわからない、という方も多いかと思います。
しっかりとした基準もないですしね。
例えば何cmとか、何節目…とか、きっちり測ってできるものではないですよね。
だとしたら、基準は何なのでしょう?
今回はいつもお邪魔しているパリスの庭の作業についてのお話です。
パリスの庭は季節ごとに顔が変わる
今日のお話しは燕市吉田の美容室パリスラヴィサントの『パリスの庭』のメンテナンスの話です。
そういえば、ブログでちゃんと説明したことあったかな…。
名前のとおり美容室さんです。そして、隣にはツバメコーヒーというカフェも併設しています。
ショップなども充実している素敵なお店です。
こちらの庭を季節ごとに植栽させていただいています。
■美容室パリスラヴィサント
■ツバメコーヒー
庭も店から眺められる素敵な空間です。
ゆっくり本を読んでもいいし、ぼーっと庭を眺めてもいい。
時間を忘れて長居しちゃうんです。
…で改めて今回のテーマ。「風景を作る」
あなたはその樹木を庭の中をどこから見たいですか?
また、どのように見せたいですか?
ここからがスタートです。
パリスの庭の作業
実際のお庭で感じてみる
パリスの庭の場合で言うと、春に素晴らしい花を咲かせてくれるピパーナムが夏になってどんどん枝を伸ばしました。
そして、葉っぱを茂らせ、奥の植栽スペースを覆い隠していました。
庭全体に圧迫感があります。息苦しい感じ。
さて、これはどうする?
ここで省くのはどこだろう?…と、じっくり庭を眺めながら考えて。
今回の場合はお店から植栽スペースへの視線を遮断している樹木の足足元付近の枝を排除するということになりました。
こんな風にわたしは現場で結構眺めている時間が長いです。
傍から見るとサボってぼーっとしているように見えるかもしれません。
しかし、こうやって少し離れて頭の中にシミュレーション映像を投影して完成後の風景を見ています。
ここできちんと思考をまとめることで、その後の作業が躊躇なく進めるのです。
決まれば早速作業開始!
自分の中で方向、方針が決まってしまえば、あとは作業するだけです。
陽の光をを求めて大きく広がったために、面を作って向こう側が何も見えていませんでしたもの。
これだけの枝を落としました‼️奥の小道まで見えやすくしました。
ガッツリいきました!
あとは背が高くなりすぎると手も届かなくなるので、それを防止するために上部もカット。
こんな風に「どうするのが正しいのか?」ではなく、「どういう風景をつくりたいのか?」を基準にすれば、剪定作業も難しいことはありません。
店舗施設等はお客さまが心地よく感じられるかが需要
店舗植栽の場合はやはり清潔感が大切になると思います。
お客様から見て心地よい空間かどうかです。
植物はインテリア雑貨などとは違って成長していきますので、どんどん状況も変化していきます。
成長していけばうっそうとしていきますし、だらしなくもなります。
植物を導入することは”手間を増やす”だけ??
じゃあ、植物は手間がかかるから店舗や施設に導入することはやめる…という考え方もあるでしょう。
もちろんそれもOKです。
環境が合わない場合もありますからね。
しかし、それと反対に植物には「生命がある」という肯定的な考え方もありますね。
生命があるということはエネルギーがあるということです。
これだけのエネルギーを発するインテリアは他にないと思っています。
唯一生命エネルギーを発するインテリア。
風水的にも観相学的にも植物の導入は一番良いとされます。
これをうまく利用するかどうかはあなた次第です。
こちらで企業向けの質問に答えています。
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