家族の健康のために大切な場所:植物と仕事 幸せコラムvol.69

【家相風水:健康のために大切な場所】
本日は家相と風水の話をしようと思います。
皆さんが毎日の健康を整えるために、
“家”はとても大切な場所になります。
なぜなら、人間が生命を維持するために
必要な行動が、皆さんが家に戻ってから
次に出かけるまでの間にギュッと
凝縮されているからです。
家の環境を改善することなく
健康な身体や生活を向上させる
ことはできません。
「いつも疲れ切って家は寝るだけだから…」
そんな風になってしまっていては
負のループです。
今日は、ちょっとしたポイントで日常から
健康運をあげていけるような、家の中で
大切な場所をピックアップして
お話したいと思います。
さて、いつもお話しているように
風水は中国で生まれた環境技術です。
遠い昔、一番最初に人類が吉凶を
見ていた住まいは実は“お墓”なのです。
「陰宅」と言います。
死人のための住居の吉凶を観る。
そこからどんどん家相へと発展してきました。
要するに、
祖先の霊が心安らかに休める場所に
いてくれるから、子孫の私たちも
ご利益があり健康に過ごせる…ありがたや。
(と言ったかどうかはわかりませんが)
かつての風水師は、死んだ霊の住まいを
より良い場所にするために、吉凶を観ていた
ということになります。
私には彼らが死者と生きている人を
分けていなかった…というか、
同じ線の上で住まいを考えていたように
感じます。
香港では今もこの考え方が残っていて、
お墓の場所を判断する風水師さんも
たくさんいます。
古い墓には守り神として様々な神や
珍獣(神の使い)などが描かれている
ことから、邪悪なものから守り一族を
繫栄させようとしていた姿がわかります。
そこから発展して、現代では生きている我々の
家自体を観る家相へと発展していきました。
生きている人間の住まいは「陽宅」と言います。
健康に過ごすために家の環境を整える…
そうやって自分や家族を病から守り、
健康に過ごせるように祈ってきたわけです。
宅と言っても“持ち家”ということだけでなく、
アパートやマンションも含めすべてに適応します。
家は一日の疲れを落とし、ゆっくり休息をとる
ところであり、次の活力を付けるところ。
食事をとる場所でもあるので、健康に関しては
この辺を観ます。
特に『寝る場所』が最大のポイントになります。
「ねる」とは毎日生まれ変わる場所であり
命が再生させる場所なので、重要視されます。
八宅風水においては、八つの星のエネルギーがあり
その強弱や方位なども使い吉凶を観ます。
その中でも「健康」を大きく左右する星の方位は
『天医』(てんい)と言います。
この方位には「健康、無病、学業、仕事、
財産」などの意味があります。
天医は癒しの方位。
この方位を利用すれば心身が安定して
集中して物事に取り組めるので
勉強や仕事の効率を上げられます。
試験やビジネスでもよい結果が出ると
期待される場所です。
また、文字を見てわかるように
「天の医療が施される」という
リラックスの方位でもあるので
健康面の不安や疲れ、ストレスを感じている
ときなどはこの方位で過ごす時間を多めに
することをおススメしています。
特に寝室をこの方位にすると健康が保てると
言われています。
なので、『健康』がテーマになっている方の
場合は、必ずここをチェックするようにしています。
詳しくは各ご家庭の図面や家族の情報から
計算し吉方位を当てて観るので、
皆さんに一言で「この方位」と伝えるのは
難しいのですが、寝室に関しては
単独でベット等の配置で
工夫することが可能ですので
是非、チェックしてみてください。
(上の図を参照)
■氣の流れが良い寝室のポイント
安眠のための配置の参考案です。
①ドアから入ってくる氣の流れと同じ方向
で人が横になるベットの配置
(足元の方向がドア)
②寝ている姿がドアから見えない場所に寝る
(見える場合でもパテーションや
タペストリーなどで目隠しの工夫も可)
③顔はドアから遠い位置の方が吉
こんな形です。
心が安定しリラックス効果の他に
自律神経の動きをゆっくりにしていく作用
のために、「興奮させない」、後は壁にベットを
ピッタリくっつけない。というのも
ひとつのポイントになります。
今回はシンプルにドアとベットの関係性のみ
書きましたが、窓や梁その他家具など
にも影響されるので総合的に見ていくことになります。
これ以外はダメというのではなく
いくつか段階があるので、
部屋の構造などとも併せて考えます。
人には生活のリズムがあり、その流れや
リズムに合ったライフスタイルだと無理なく
健康的な生活になっていきます。
皆さんのベッドの配置はどうでしたか?
子ども部屋のご相談で多いのも、
このベットの位置になります。
完璧にしようとするのではなく、
まずはひとつずつ修正しながら
快適な空間づくりを目指してみてください。
*こちらは「プランツアート・ラボ」『植物と仕事 幸せコラム』として2023年5 月に配信した内容です
この記事を書いている人
プランツアートクリエーター®/園芸福祉士
ガーデンデザイナー/ガーデン風水アドバイザー
主に企業や事務所、店舗空間の緑化を依頼されたり、個人邸のガーデンデザインやプランニングをしている。
家があって暮らしがあって、人がいる…そんなことから、風と水を読む環境学として風水を勉強する。
(観相学ライフアドバイザー協会 認定講師)
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※この記事は「植物と仕事 幸せ研究会 プランツアート・ラボ」で配信されたコラム記事です。
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