予算が先か?プランが先か?:GARDEN④

ニワトリが先か?卵が先か?みたいなセリフですね。

ぐりーんらいふコーディネーターの

ごんだいらあやこ です。


ガーデン工事は家の建築工事のように坪単価

いくらくらいと表現するのが難しいです。

広さもそれぞれですし、好みによって工事内容が

あまりにも違うので同じ物差しで測れないという

ところがあります。

もし、すべてを希望通りに仕上げるとしたら

それはある程度まとまった金額になってしまいます。

 

ですが、誰もがいくらでもかけられる状況にないと

思いますし、予算があるのはごく一般的なことです。
だからみんなが予算を提示してガーデン工事に関しても

予算内でプランをお願いしたほうがいいのかな

と思ってしまいます。

 

ところが、実際にはプランを描くときに制限があると

描けるものが限られ、本当に飾り気のない

つまらないものがてきあがってしまうのです。

作業開始

 

私自身、新築の工事の際に色んなもどかしさを

経験しました。

大体、外構や庭をつくるのにおおよそ

いくらかかるのか…ということすら

全く知らなくて、工事価格というものを

考慮せずに熱く夢の話ばかりをしていました。

 

それなのに、予算はこのくらいでお願いします。

と提示しプランをお願いしたところ実際に提出された

見積もりを見て「え…、これしかできないんですか?」

と愕然としました。

 

数字ばかり並んだ見積もりの内訳書と

分厚い業務用のカタログ。

そんなにときめくような内容でもなく、

のっぺりとした印象。

色はグレーや無機質なアルミ。

何となく公共工事みたいで、全然ワクワク感は

湧いてきませんでした。

 

追加工事分という感覚だからしょうがないのかもしれないけど…

 

「私はこの数字を見ながら素敵な風景を想像ことはできないな」。

そんな風に感じました。

 

金額よりも見積もりよりも、私が一番困ったのは

価値観を共有できる方がいなかったということでした。

相談できる人がいない…。

もちろん自分で庭のイメージを伝えることなんて

できなかったし形にして見せることもできませんでした。

当時は庭といえば造園。日本庭園の雰囲気。

ガーデニングの感覚を説明することすら難しかったのです。

今みたいにwebやスマホから素敵な画像がポン!

と出てくる時代でもなかったので、書店でお気に入りの

本を購入して見せたりしましたが、あまりいい空気感では

なかったように思います。

 

どういう風に言えばいいのかわかりませんが

想いや気持ち…みたいなものを感じ合うことが

できなかったんですね。

相手もきっと困っていたのでしょうね。

 

私の知人で、その想いのことを“熱量”(ジュール)と

表現した人がいました。

「植物やガーデンに対する熱量がちがうんだよ」って。(笑)

違う感覚で話を進めるからどんどんズレていく。

今から思うと申し訳ないことをしたな…と思います。

 

結局、お庭を作ってもらうことはあきらめました。

どうしてもやらなくちゃいけない駐車場の舗装のみ

お願いして、その先は自分の楽しみでなんとかできるん

じゃないか!…と。

その時は簡単な気持ちでいましたが、後々

一人じゃ何もできないということが良くわかりました。

 

ですので、最初にプランをお願いするとき、

特に金額の制限を与えてしまうと、描けるものが限られ

本当に飾り気のないつまらないものが

てきあがってしまうというのを実感しました。

 

ということで、「予算が先か?プランが先か?」は

もちろんプランが先、ということになります。

そして「自分のイメージを共有できる方と

一緒に計画を立てていく」というステップが

とても大切で、今後それがベースになって庭作業が

進んでいく…というのが、不安が軽減されていく

ことなんじゃないかなと思いました。

 

ですので、プランをお願いするときは

自分が今後どうやっていきたいかということを

想像しながら、もしそういったことがご自身で

わからなければ、話しの中からそういったことを

引き出し、一緒に考えてくれるプランナーさんに

依頼したほうがいいと思います。

 

一番大切なのは、感覚や想いが伝わること。

 

これから長く関わっていくものなのでじっくり

ゆっくり構えてより良くしていくことを考えましょう。

自分の庭をどんなふうに育てていきたいか。

せっかくですから、楽しみながら進んでいけたらいいですね。

 




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