日々のこと

ランドスケープデザイン:花壇の植栽も生まれ変わる!?

ちょっとした花壇スペースを素敵にしたい!

ぐりーんらいふコーディネーターの

ごんだいらあやこ です。

 

お花は好きだしきれいにしたいと思っているけれど

お花を買ってきて植えただけだと素敵にならなくて…

 

ランドスケープデザインサービスのご依頼をいただきました。

 

なるほど、なるほど。

確かに様々な種類のお花が点々と植えてあります。

それはそれでお花が咲くのには何の問題もありません。

 

しかし無秩序に植えてあるだけでは、お花はあるけれど

美しさを感じにくいのだろうと思いました。

 

土地の問題点と解決策も考えながら

スペースは駐車場のコンクリートの一部分に切り込みを

入れただけのスペースなので、夏場は直射日光と

周囲のコンクリートの影響でかなり気温も

上昇することでしょう。

 

駐車場というのは水はけを良くするために勾配が

かかっているものです。

何の土留めもない状態だと自然と土は排水溝に流れて

いってしまいます。

 

聞けば、知人の方が土が流れる状態を見かねてカットされた平板を縦に挿して

手づくりで簡単な土留めガードを作ってくれたのだそうです。

そして周囲にはぐるっと玉竜を植えてありました。

…努力の跡がうかがえます(^-^;

 

実は、この付近は新しくできたばかりの造成地。

周囲も似たような区画の新しい家が建っています。

そんな地面の中はどうなっているのでしょう?

スコップを立ててみるとすぐにジャリっと音がしました。

「やっぱりな…」

数センチ下は駐車場の砂利敷のままです。

ここに大きく育つ植物を植えるのは無理です。

 

実際に、家が完成した時に植えた奥の花壇の木は枯れたので、

廃棄し別の樹木を購入。盛土して植え直したそうです。

 

わかってはいたけれど、そんなものなのですね…

 

 

 

植栽は自分の中の規則を作って

このような環境の中でガーデニングを楽しむために

どんな工夫をするといいのでしょう?

 

やっぱりモチベーションかな…と思います。

公共施設の公園みたいに広い場所に点々と植える

“作業”ではなく夢のある空間での“楽しみ”へ。

そして手入れしやすくなくては続かないわけです。

手軽で簡単なのが長く続けるコツです。

そのベースができてしまえば 作ったルールに沿って

作業を楽しむだけです。

 

 

 

 

花壇が作ってあって、お花が植えてあると、いろんな方が

色んなモノを譲ってくれたりする。

ある意味色んな種類の植物があることでごちゃごちゃ感は

どんどん増していきます。

 

解決策として、まずはいらないものといるものの整理。

断捨離。そして残った植物たちをグループピングをしましょう!

ルールは何でもいいです。

そして、そのルールを“目で見てわかるように”

工夫を加えます。

それは製作者の個性(センスともいう)となるわけです。

今回はカラーとイメージで分けました。

宿根草と一年草はあえて混ぜた環境のままです。

それにも意味はありますが…それは別の機会にお話しします。

 

こちらは赤×ピンクなど情熱的な空間。

石の壁面が豪華さを演出してくてます。

白、黄色の淡く優しいスペース。

メカルドニアサンダンスがもう少し成長すると

黄色のじゅうたんが広がります。

繋ぎは癒しのブルー×紫。

ポイントにシルバーリーフのラゴティアハスタータを

入れるとブルーや紫がより引き立ちます。

そして大株も入れるといいです。

茎まで紫の宿根バーベナの大株がサワサワ感を感じさせます。

 

時間が限られた中での作業でしたので植え替えたばかりで

取り急ぎの感はありますが、これから徐々に

夏の日差しを浴びてボリューム感を増していくことでしょう。

 

はじめから わかれば…

確かに、少し知識があれば この環境では植物は育ちにくい

とか、樹木をここに植えても…と感じるのでしょうけれど。

 

私の統計では、家を建てて2~3年くらいが一番ガーデニング

に悩む方が多いと思います。

この辺に時期が逆に “何をやっても上手くいかず、

日々の子育てや仕事の中で時間が取れなくて

ガーデニングをやめてしまう人” が増える分岐点でもあります。

「ま、それも経験と勉強」とおおらかに捉えられる方しか

ガーデニングを続けられない現実は悲しいです。

 

はじめに簡単なベースさえ作れる環境があれば

時間もコストも簡略化できガーデニングの悩みが

楽しみに変化するんじゃないかな…

とつくづく思いました。

 

 

 

 

 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧

最近の記事